【チャート読み】好きなクリエーターはわたしのどこを満たすのか ~米津玄師編 その1~
星占いの師匠が言っていた。
「好きな作家や映画監督のチャートを見ると、その人の作品のどこが自分を満たしてくれているのかがわかるよ」と。
ということで、今回はだいぶ新し目のマイブームな方からひとり。
作家や監督ではなく、ミュージシャンの方です。
米津さんを知ったのは、いつだったかなぁ。
確か、彼のメジャーデビューの前後あたりだったと思います。
もうかれこれ6、7年前ですか。時間が経つのは速いです。
米津玄師さん 1991.03.10 出生時間不明 徳島県
色のついた〇で囲んだのが、重要かなと思ったポイント。
まずは世代的な特徴から読んでみましょうか。
冥王星はさそり座。
裏切られることのない絶対的な心の絆に、譲れないこだわりを持った世代。
超シビアな現実の中でそれでも夢を見る世代、とでも言ったらいいんでしょうかねこれは。
バブル崩壊後の不景気の中で育っていますから、とにかく食えなきゃ夢もなにもないでしょ、っていうのが当たり前。
確か「将来の夢は公務員」って答える人が多かったのもこの世代。
海王星を意識状態にたとえるなら、一見するとぼーっとした状態。
だけど無意識のアンテナがビンビンで、あらゆるものを選別せずに受信しまくるような。
天王星はまったく逆。覚醒しまくっている。冴えわたる意識、とでも言えばいいか。
非常にわかりにくい例で申し訳ないですが、この世代の人が映像アーティストだとすると、超ボケボケで何が映っているのやらわからない印象派絵画の極みみたいな映像か、斬新すぎてやっぱり何が映っているのかよくわからないシュルレアリズムな映像か、のどっちかしか撮らない作風、みたいな。
ことさらに、他の世代からはわかりにくいとされがちな世代の方々です。この近辺で生まれた方々は。
濃い特徴はしっかり持っているのに、どこか閉鎖的だから。
ということは、この世代のメンタリティーの申し子みたいなところがある。
なので、同世代からの圧倒的支持を得る人だろうと思います。
よくわからない映像の例えを上で出しましたが、映像といえば。
米津さんはミュージシャンではありますが、イラストレーションも非凡な方だと聞いています。
それも、チャートを見ると納得がいくんですね。
金星はおひつじ座なので、制作の姿勢は非常にアグレッシブ。
自分の作風が固まりかけたと感じたらすかさずぶち壊していくだろうし、新しいことにどんどん挑戦していくでしょう。
そして、その金星はふたご座にある火星とも手を結んでいる。
さて、では次のポイントを。
太陽はうお座です。
まあ一言で表現するなら、何でもあり。
相手に合わせて何でも柔軟に受け入れる。
そういった、許容度の高い生きかたができれば満足な人。
この人にとって、きれいとかきたないとか、優しいとか残酷とか、あまり関係ない。
そんな評価は相対にすぎず、簡単にひっくり返ると知っているから。
なんと、トランスサタニアンをフルコンプな太陽です。
なぜなら、土星(英語でサターン)の外にある天体だからだ。
そして、この3天体の公転周期は、人の一生よりも長いのです。
なので、その全貌を人の人生一回分では体験しきれない。
また、トランスサタニアンは個人のキャラクターというよりも、世代の特徴としてその世代みんなで背負うべきものなのだ、と星占いの師匠に先日教わりました。
つまりどういうことか。
世代の代表者的な存在になりうる人だ、ということでしょうね。
その世代がこだわったこと、夢見たこと、否定するために反逆し、風穴を開けたかった物事について、この人が代行して表現する。
その生き方を通じてね。
こんな意味になると思います。
興味深いポイントをあとひとつだけ。
これ、簡単に言っちゃうと、一人の人の中に、「俺サイコー!」ってヒャッハーするアーティストと、そんな自分をクールに俯瞰し、あえてそぎ落としたり縛りを設けて自己満足に終わらぬよう軌道修正をし続けるプロデューサーの二人がいる、みたいなものです。
納得いくまで、結構熟考長考するタイプかもしれないな。
さて。簡単にチャートを読んだところで。
次回は、この人の作品がわたしをどう満たしてくれているのか読んでみようと思います。
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