はのん 君はどこを目指す?

西洋占星術とタロットなどなどを勉強中。たぶん一生。少しずつ外に出て鑑定にも取り組んでます。

「女教皇」さんに仮想インタビューしてみた

こんにちは。タロットともっと仲良くなろうと思っているはのんです。

 

タロットカードの意味をかみ砕き、飲み込み、自分のものにするための練習として、カードに書かれている人物に「自分語り」をしてもらい、それを聞き書き風に文に起こしてみようと思いつき、シリーズ化することにしました。

ちまちまと更新していきます。

 

今日は大アルカナ2番「女教皇」さんにお話を聞いてきました。

 

f:id:hannon-futaba:20220915002117j:image

 

私は光と闇、白と黒、虚と実、陰と陽、男性性と女性性、全ての対をなす概念のはざまに在る。


ただここに在って、見ている。静寂の中で。
それはすべて、世の理がいかにして具現化し、その因果はどのように巡り、どう収束するのかを見届けんがため。
そのようにして、世の仕組みへの理解を深めるため。


― ここに来られる前のことを、差し支えない範囲で教えて頂けますか?


かつての私は、自由な魂以外は何も持たぬものであった。
いずこからかこの世に生まれ落ち、生まれ出た証を自ら立てた。シッダールタとやらが生誕した際、それと同じポーズをとったと聞く。


― あの……  そのポーズってどんなものなんでしょうか(小声)?


それはぜひ魔術師本人に聞いてみるといい。


かつての私が、深い理解には至らぬまま扱っていた元素の力。それらはどこから来たのか、何を元に生まれたものなのか。
今の私は既にそれを理解しているが、元素を生み出したものをさらに生み出したものは何か。
どこまで遡ればこの世の理に、さらにはそれを構成するものに理解が届くか。


どこまで観察し、思索すればたどり着けるものか、私自身にも見当がつかない。


故に、いまも自由な魂をもって、私はここに座している。

 

 

 

 

 

 

 

まるで藍色のベルベットのような、艶のあるお声の方でした。

 

文責:はのん