【チャート読み】好きなクリエイターはわたしのどこを満たすのか ~米津玄師編 その2~
さて。前回で簡単にチャートを読んだところで。
今回は、この人の作品、およびアーティスト米津玄師のイメージそのものが、わたしをどう満たしてくれているのか読んでみようと思います。
前の好きなクリエイターのときとは違って、わたしの天体に合している相手の天体はほぼないですね。
そのかわり、わたしのチャートを補強・安定させてくれる形で天体が入っている気がします。
まず、わたしのネイタルチャートは土の成分が非常に多いのですが、天体が入っているのはおうし座とおとめ座のみ。
最後の土のサインであるやぎ座に、もともと天体はない。
米津さんを彼の属する世代の申し子たらしめる、やぎ座の月・天王星・海王星が、そこを補う形で入ることで、わたしのチャートに土エレメントのグランドトラインが完成する。
グランドトラインが表すのはエネルギーの安定的流れですから、これはいいことなわけです。
余談。
わたしは天王星と冥王星がおとめ座で合になっている、という世代的な特徴を持っているのですが、わたしの世代は、天王星と海王星をやぎ座に持っている米津玄師さんが属する世代とは相性がよい、と言われています。
土のサイン同士でトラインを作れるからなんだね。
次。
わたしのチャートの太陽に対して。
前の更新で、彼の中にはアーティストとプロデューサーの2つの視点があるって表現しましたが、その木星土星コンビが、わたしのチャートの太陽に対してソフトアスペクトをとりつつ、わたしのチャートには不足している固定サインの成分を補給してくれている。
わたしのネイタルチャートの太陽はいて座にあるのですが、いて座って柔軟サインであるだけに、ちょっと定まらない感がつきまとうわけですよ。
Tスクエアの中心に位置していることもあり、Tスクエアの両端の月と土星の示す、対極にあるもの両方をいずれは等しく飲み込んで生きていくことにはなるんですが。
対極を提示されると揺れてしまうのでなかなか安定はしないから、これだ!とひとつに決めることが難しい。
そこに自然に安定感を足してくれる感じです。
そして最後のポイント。
わたしのネイタルチャートの水星に対して、彼の太陽水星がスクエア。
水星は、CDの音楽データを拾うレーザーピックアップのようなもの。
情報を拾ってくる。
角度的にスクエアなので、彼の生み出すものは、わたしにとっては何らかの軽い違和感を伴うものなのだろうと考えられます。
もしくは、わたしにとって「ひねった」感じがするというか。
誰でも、大量の情報を処理しながら日々生きているんだろうと思いますが、その大量の情報の中には埋没しないともいえる。その違和感ゆえに。
ルーチンではない、何らかの特別な処理を必要とするような情報は、そりゃ印象に残りますよね。
まとめると。
エネルギーの流れる先をスムーズに決めてくれるような王道的安定感と、同時にひっかかりを残すわずかな違和感。
これって「キャッチー」という言葉の定義に似通ったものがあるな。
心を掴まれるわけですね。